6月はPFF、HDVから配当金を受け取りました。
本格的にFIREを達成した方達に比べれば少額ではありますが、私の中ではとても大きな金額に感じられます。
配当金の推移をグラフ化してみてこれまでの積立投資を振り返ってみると様々なメリットを感じました。
今回の振り返りで感じた高配当株の積立投資のメリットとしては
- 目標が立てやすく取り組みやすい
- 時間経過とともに成長を感じる
- モチベーションを維持しやすい
の3つになります。
今回は「目標が立てやすい」という点についてになります。
目標設定は具体性が重要
目標設定に関してですが、常々感じることとしては「漠然とした内容」ではなく「具体的な内容」であることが最も重要なことだと思います。
というのも「漠然とした目標」は日々の行動に落とし込みにくく、「具体的な目標」は目標達成に向けた行動が明確になるからです。
例えばですが
「お金持ちになる」という目標を立てたとします。
自分が考える「お金持ち」の状態が漠然としていると、目標達成への行動が明確になりません。
「お金持ち=たくさんお金を使える」だけではいくら必要なのかがわかりません。「〇〇にお金を〇〇円使える、使いたい」であれば必要な金額が明確になります。
また、「いつまでに」お金持ちになるのか?についても「将来」お金持ちになるという目標設定だと漠然としているかもしれません。
お金持ちになるタイミングが40歳なのか60歳なのか80歳なのか?で今からやるべきことが変わるからです。
目標設定で重要なのは数字で指し示して評価ができるかどうか?になるかと思います。
高配当ETFの積立投資は具体的な目標が立てやすい
長期の積立投資は目標が立てやすいと感じます。特に高配当ETFです。
例えば「毎月1万円の配当を受けとる」という目標を立てたとします。
そうすると「年間で12万円の配当を受け取る」ことになります。
では次に考えることとしては、「配当利回り4%の金融商品を購入して年間12万円の配当を受け取るためには何円分の金融商品を購入すれば良いのか?」になります。
12万円 × 25(4%なので) = 300万円
と計算が可能です。
もちろん市場の状況もありますし配当利回りも4%が必ず保証されている訳ではありません。
ですが、ただ闇雲に始めるよりも明確になるかと思います。
「年間12万円の配当を受け取るために300万円の積立が必要」なことがわかれば、次は「いつまでに?」の期間を決めることでより明確な目標になります。
「2年後(24ヶ月)には300万円の積立を達成する」とすれば
300万円 ÷ 24ヶ月 = 12.5万円/月
と毎月の積立額がわかります。
上記の計算式はあくまで一例ではありますが、その時その時の入金力があるかと思います。
入金力に応じて計算することも簡単かと思います。
高配当ETFの積立投資は取り組みやすい
あくまで私の中でですが、株価の値上がりによるキャピタルゲインを狙うよりも配当金からのインカムゲインを狙う方が、ある程度の計算が可能なので目標も立てやすく具体的になると感じています。
キャピタルゲインとは?
キャピタルゲインとは株価の値上がりによって利益を得ることです。
こちらにわかりやすい例が挙がっていましたのでご参考までにどうぞ。
インカムゲインとは?
株式などの資産を保有することで得られる収益のことになります。配当金とかですね。
こちらもご参考までにどうぞ。
インカムゲインを狙っていく場合も高配当銘柄の個別株よりも高配当ETFの方が目標を立てやすく、更に取り組みやすいと考えています。
個別株を毎月購入する場合も配当利回りからの目標金額の逆算は同じ要領で可能かと思います。
しかし、個別株では1つの銘柄を積み立てていくとリスク分散ができません。
個別銘柄でリスク分散をする場合、自分自身で業界を分散させて銘柄数も増やしていく必要があり管理も煩雑になるかと思います。
オリジナルの個別株のポートフォリオを作り上げるよりも初めから業界が分散されていて複数銘柄が組み入れられている高配当ETFを購入する方が取り組みやすいと思います。
これに関しては好みが分かれるところかもしれませんね。
私も個別株は少しだけ(ほんの少しだけ)所有していますが、やはり購入のタイミングの見極めなどとても難しいと感じています。性格的にもあまり深く考えずに淡々と継続したいタイプなので高配当ETFでの積立が合っていただけかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。