FIREとの出会い 勤務先依存型収入

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綺麗な海 日々

「きっかけ」はいつもふとした瞬間に見つかる気がします。FIRE(Financial Independence, Retire Early)との出会あったのは2021年の5月ごろだったと記憶しています。

私は2020年末、新卒から勤めた会社を退職し、転職しました。その時に私の指導係でいらっしゃった「スーさん」と出会いました。新しい仕事を覚え、新しい環境に慣れるまでにそこそこの時間はかかりましたが、楽しく働いておりました。スーさんと同行していたある日、営業車でコーヒーを飲みながら二人でダラダラとおしゃべりをしていました。

こういったタイミングの会話はなんてことない内容であることが多いですが、ちょっとした話の流れから「一箇所から収入を得る生活って怖いです」という話になりました。(「一箇所から収入を得る生活って怖いです」は私の意見です)

その時、スーさんから「…さんぱち君、FIREって知っとる?」と聞かれたのがFIREとの出会いでした。

「一箇所から収入を得る生活って怖い」と思ったのはなぜか?」

新型コロナウイルスが世界で広まり始めた際に、日常生活が大きく変容しました。一般サラリーマンである私も出社制限や、外勤の禁止などを経験し、それまで「当たり前」とされていた事柄が一気に変化する経験をしました。

「これまで出来ていたことができなくなってしまって、会社は大丈夫なのだろうか?」

こういった不安感を抱えるようになっていました。

ニュースなどでは、コロナの影響で倒産してしまった会社の話題なども挙がり、不安はより身近な物になっていました。

当時のコロナ禍のど真ん中の時期、ぼんやりと考えるようになったのが収入の分散化です。

例えばの話ですが、現在勤務している会社から毎月30万円のお給料を頂いているとします。

これまでの業績が安定していて堅実な経営をされていても社会のあり方が大きく変わるような出来事が起きると、「これまで通り」にはいかない事も多いかと思います。

滅多に起きることではないと信じたいですが、コロナ禍で自分が勤める会社が傾くと毎月30万円の安定的な収入が得られなくなる可能性があります。

安定的な収入が得られなくなると、多くは預貯金を切り崩しての生活になるかと思います。しかしながら、預貯金を切り崩しながらの生活というのも限界があります。

「入ってこない」のに「出し続ける」と、必ず空っぽになってしまいます。

自身の人生が会社に依存している

私がコロナ禍ど真ん中の時期に感じた「会社は大丈夫か?」という不安は決して愛社精神からもたらされた物ではなく、「給料大丈夫なの?」という「勤務先依存型収入」が脅かされる不安でした。

その当時、漠然と考えたのは

「一箇所から30万円もらうより、一箇所から10万円ずつ三箇所から貰えた方が安心じゃね?」

でした。

簡単なお話にはなっていまいますが、A社、B社、C社の3社から10万円ずつ毎月給与を得ているとした際に、A社から何かしらの形で給料が貰えなくなっても、B社、C社からの収入が維持出来ていれば月20万円の収入を得ることはできます。

あくまで「タラレバ」の話ですが。

もちろんA~C社から一度に収入を得られなくなることもあるかもしれません。ですが、1社からだけの収入に依存した生活よりも、収入源が分散されていている生活の方が有事の際に収入が無くなるリスクを分散できるかと思います。

人々の生活に大きな変化を起こしたコロナ禍の影響で、良くも悪くも私は私自身の人生が好きでもない会社や仕事に大きく依存していることに気づいたのです。

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