Amazonプライムで映画、ウルフ・オブ・ウォールストリートを鑑賞。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演です。
投資に限らず、ビジネスシーン全般に関して学びの多い内容でした。
あらすじ
ディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォートという人物は実在の方のようで、このジョーダン・ベルフォートが年収49億円まで上り詰めるまでの事実に基づいたコメディといった内容です。とにかく破天荒なストーリーで、とにかく日々の暮らしぶりが派手です。
これが事実に基づいた描写だとするなら、実際のジョーダン・ベルフォートはよく体を壊さなかったなと思ってしまいます。ストーリーはコメディ調で進んでいくのですが、成功へのハングリーさや、そのプレッシャーに伴う心理的な危うさを感じます。
人間の欲望が大きくなっていく様が良くわかりますし、「欲望というのは満たされることはないのかもしれないな」なんて思わされてしまいました。
何かを求めて、その結果として手の中に収める物が増えていっても、手元に増えれば増えるほど更に何かを求めてしまうのかな、と。
人の心の揺らぎや欲望といった、身近なスリリングさに惹きつけられるストーリーです。
鑑賞中にドンドンと引き込まれ、途中からはビジネスシーンにおける手法についても気付かされる点がありました。それは「再現性の高い方法」というのは負けない、負けにくい戦いなんだろうなということです。
「再現性」の重要性を認識
成功までの道筋を考える際に、ゼロから道を作って進んでいくことは容易ではありません。
何事にもフロンティア精神に溢れたパイオニアが必ずいます。
そして成功するために最も重要なこと、それは「ラッキーパンチ」ではなく、再現性が高い方法を生み出すことなのではないでしょうか。
しかしながら再現性が高い方法を「生み出す」のはとても難しいです。
ですので一番の成功への近道、成功する可能性の高い方法は「成功者を真似る」ことだと自分は思います。
誰しもが真似ることができる(=再現性が高い)方法を貫くことで、フォロワーも成功する可能性を高めることができ、負けにくい戦いをすることが出来るのだと思います。
「学び」は「真似る」ところから
まだ私が高校生だった頃に、部活の顧問(アイスホッケー部でした)に教わったこ言葉があります。
「学ぶという言葉は真似ぶ(まねぶ)という言葉に由来する。だから上手い選手のプレーや練習をよく見て真似しなさい。それが一番の近道だ」
と。
何事においてもフロントランナーをフォローして、その方法を学び、愚直に実践することで、自分自身も大いに成功に近づけるんだなと私の記憶ともリンクした瞬間でした。
私はFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指して、インデックス投資と高配当株投資の積立投資を実践しています。(FIREといってもバリスタFIRE?サイドFIRE?)
個人的には個別株に手を出せるほど勤勉でもなければマメでもありません。
ただ自分の感性や求めるものに合った先駆者の方々の方法論に出会えたので、愚直に真似ているのだと思います。
私の投資方針
先述の通り、私もFIRE、収入の分散化を目指して毎月積立投資をしています。
投資を始めようと考えた当初、「株って何を買えば良いの?」「どんな買い方をすれば良いの?」と疑問だらけでしたので、FIREを達成された方達の考え方を知ろうとしました。
そこで株式投資の方針として決めたこととしては
- 毎月積立投資
- 買ったら基本的には手放さない
- 高配当株に集中
- 個別株ではなく、リスク分散された物を購入する
になります。
毎月コツコツ積み上げていくということです。積み上げていく投資商品としては米国高配当ETFを中心にしております。旧NISAや新NISA口座ではオルカンなどのインデックスも運用していますし、日々の生活で貯まる楽天ポイント、Vポイントも特定口座にて運用しています。
再現性が高い方法を真似ることで限りなく失敗しにくい道を進めると思います。
しかし、自分自身で道を進みだすと必ず岐路に立ち、自分自身での意思決定を求められます。この岐路での選択がその先の道を決めますし、選択をする上で重要なのは「真似をするだけ」ではなく、「真似て」、「学び」、「自分自身の型」にしていくことなのかもしれません。(守破離ですね)
そんな学びを与えてくれる素晴らしい映画でした。