仕事とそこそこの距離感で向き合いたい話

SNSフォローボタン
さんぱちをフォローする
大阪のビル群 日々

日々の生活を続けていく上で多くの人が避けて通れないもの。

そう、仕事です。

時間を使って労働し、その対価として賃金を得るわけです。

やはり、なんだかんだ言っても生活をする上でお金が必要ですからね。

この労働から得る「労働収入」ですが、「生活資金における労働収入の依存度」が高まると「労働への精神的依存度」も高まっていく印象があります。

「依存度が高い」という状態は自分自身を縛り上げていく気がしています。

仕事との距離感がおかしくなっていた

社会人になりたての頃、自分で働いて得た給料がとても嬉しかったのを覚えています。

仕事も楽しかったですし、生活に困ることもなく給料にも満足していました。

良いことなのですが「もっと仕事を頑張って、もっと稼ぐぞ!」「ボーナスで〇〇を買うぞ!」と意気込んだりもしました。

頑張るモチベーションが上がるのは良いことなのですが、振り返るとモチベーションの最終的な行き先は「少しだけ無理をする」というやり方だったと感じます。

「稼いで使う」というモチベーション自体は悪くないと思います。

しかし、それによって少しずつ帰りが遅くなり、ひどい時には土日にも会社で仕事をしていました。

対価としての報酬は得ていましたが「稼ぐために自分の時間を削り続ける生活」が当たり前になってしまっていました。

次第に「もっと頑張らなくちゃ」「もっとやらないと貰えない」という自己暗示のようなモチベーションに変化してしまいました。

「want」から「have to」のイメージですね。

当時は仕事に縛られるようにのめり込んでしまっていたのです。

勤務先依存型収入に気づく

仕事にのめり込むというと聞こえは良いですが、実際は「休んだらいけない」や「サボったら稼げない」というマインドでした。

苦しいモチベーションでの生活がしばらく続き、ある時にFIREを知り、投資について少しずつ学び始めたタイミングで自分の収入(≒生活)が「勤務先依存型収入」であることに気がつきました。

自分自身で人生や生活をコントロールしているつもりでしたが、実際は会社からの収入にコントロールされていることに気がつきました。

収入の分散化を意識したら楽になった

「収入の分散化」をすることが出来れば相対的な仕事への依存度が下がり、気持ちの面でも楽になるのでは?と考えるようになりました。

株式投資を通じて資産の積み上がりを実感するにつれ、高配当株投資によって得られる配当金が増えるにつれて仕事に対しても「これ(仕事)だけじゃないからなんとかなる」「必要以上に負荷をかけなくても大丈夫」と思えるようになりました。

「これしかない」という状況は更に前へ突き進む大きな原動力にもなりますが、視野を狭めて思考停止に陥らせる要因でもあると感じます。

自分は「収入の分散化」を意識して積立投資を継続することで「仕事とそこそこの距離感」を保てるようになり、過度なプレッシャーから解放されました。

気持ちの拠り所も分散が大切?

お金の話ばかりになってしまいましたが今思うこととしては「気持ちの拠り所も分散が大切」なのでは?ということです。

一つのことで心や頭がパンパンになっていると、その一つのことで大きく一喜一憂してしまいます。

投資においても個別株で1つの銘柄に集中投資していると相場のアップダウンの影響を大きく受けると思います。

これはメンタル面も同じだと思います。

何を目的に投資をするのか?は一人一人異なると思いますが、自分の場合は「勤務先依存型収入」から精神的な依存度は少しずつ下がってきており、投資のおかげで仕事とそこそこの距離感で向き合えるようになりました。

引き続きコツコツと継続していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました