医薬品不足から感じた分散投資の重要性

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朝焼けのビル群 投資

6月18日(火)にNHKで放送されていたクローズアップ現代で日本における医薬品不足の現状が取り上げられていました。

私も録画で視聴したのですが、自分自身の健康や家族の健康にも関わることなので自分事として観ることができました。

医療費の問題や医薬品開発の困難さもあり問題は複雑に感じました。

前回の記事では書き切れなかったのですが、医薬品不足の背景には「原材料不足」もあるようです。なぜ原材料不足が起きてしまったのか?について自分なりの考えをまとめてみました。

原材料不足、その背景

原材料不足の背景ですが、原材料の供給を特定の外国(中国)に依存しているためとクローズアップ現代で取り上げられていました。

医薬品だけではなく身近な様々なもので特定の国からの供給に依存している物は多いと思います。

最近ではオリーブオイルが話題でしょうか?原材料であるオリーブの多くははスペイン、イタリアで生産されていますが。相次ぐ干ばつによる収穫不足でオリーブオイルが作れずに値上がりにつながっていますね。

さて、医薬品はと言いますと原材料の多くは中国に依存しているようです。

数年前に始まったコロナ禍では人の往来、物の輸出入が止まり、世の中全体の流動性が下がった時期でした。この時期から医薬品不足が始まったようですね。

なぜ諸外国に依存していたのか?

こちらに関してはご想像通りかと思います。

日本で原材料から生産しているとコストがかかってしまうからです。シンプルな理由ですね。

安価な後発品(ジェネリック医薬品)がある薬剤は後発品の使用を促進される中でメーカーができるのは生産にかかるコストを下げることだと思います。(薬の値段は国が決めるので)

そうなるとより低コストで原材料を生産できる国に依存してしまいます。

医薬品の原材料では中国の場合が多く、コロナ禍において大きな影響を受けたということでした。

どの国が悪いわけでもなく、どのメーカーが悪いわけでもなく、各々が各々の立場でベストを尽くしていると思います。

原材料不足から分散投資の重要性を感じる

先ほど例に挙げたオリーブの問題や医薬品の原材料問題。

いずれも干ばつ、新型感染症と「コントロールできない外的要因」であり「明日のことは誰にもわからない」出来事です。

「明日何が起きるかもわからず、コントロールできないものに対して何ができるのかな。悩ましい問題だなー」と考えている時に、ふと積立投資が頭をよぎりました。

私の大まかな投資方針として

  • 長期の積立投資をする
  • 分散投資可能な金融商品を購入する

があります。

長期の積立投資では投資サイクル毎に(私の場合は毎月)積み立てることで、投資タイミングの分散ができます。

積み立てている商品の高い時期、安い時期と分散することで取得価額の平準化が期待できます

また、分散投資可能な商品は1つの商品の中にの企業が含まれている商品です。

このような商品は特定の企業や業界が落ち込んだとしても、その他の企業や業界が組み入れられているので落ち込みの影響を軽減してくれることが期待できます。

ですが業界の構成比や企業の構成比によっては注意が必要です。私が購入しているPFFは金融機関のセクター比が約75%を占めているので金融危機に弱いという特徴があります。

ですので絶対的な安全が保障されているわけではありません。が、何か起きた時のリスク分散もできていると捉えています。

さて、この医薬品の原材料不足ですが多くは中国に依存しているとのことでした。

コロナ禍は誰にもわからなかった出来事ではありますが、1つの国に依存していた(依存度が高かった)ことにより環境変化の影響を大きく受けたのだと思います。

こういった製造の現場と私の投資方針を一緒にすることはできませんが、やはり「対象」「時期」を分散しながらの投資が私には合っているのだと思いました。

最後に

少しでも早く、医薬品不足の現状が打開されるといいですね。

こうなってくると自分自身にできることは自分を労って健康にも投資することでしょうか。

何にせよ、自助努力でコントロールできそうな範囲のものはコツコツと継続して取り組むことが重要ですね。頑張ります。

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